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夜の独り語り~中学3年生編~

イラスト更新が日をまたいじゃいそうなので、その繋ぎにでも。
前回高校3年生編でしたが、今回はそれよりも過去のお話。
今後も時系列がバラバラで、それぞれが少しずつ繋がりながら展開していく予定です。



これは遠いんだか近いんだかよく分からない位の思い出話。

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中学3年生の夏休み。高校受験を間近に控えていた当時の私は必死に机に向かっていた。

とはいえ、難関高校という訳ではない。むしろ、偏差値で行けばド底辺の高校である。
それでも必死に勉強していた。

それほどまでに私、「俺」は勉強ができなかった。
「三角形の内角の和」はその日本語自体が問題となるほどであった。

中学時代、短く淡い青春を謳歌し、または散らして過ごした3年は、
何かに打ち込むでもなく、惰性に任せて、それでもそれなりに楽しく暮らしていた。

元々、楽天的な性格だったし、親は「早く寝ろ」とは言っても「勉強しろ」とは決して言わなかった。

同じ用な友人達と「落第、赤点なんて制度はなくなればいいんだ」なんてことをぼやいていた。
そういう暮しは通知表という形で如実に表れ、気づいた時には紙面一杯に1と2が溢れていた。

当然、目指せる高校と言えば数はなかった。

提示された道は2つ。低い中でも少しでも高い偏差値の普通高校か、偏差値は最低の工業高校だった。

結局、俺はただゲームが好きだったことと、見学に行った改装したての高校のトイレが赤外線センサー搭載だったという理由だけで工業高校を目指すことになった。

とはいえ、生まれてこの方、真剣に勉強などしたことは一度も無かったから、受験勉強は終わりのない地獄のように感じられた。室内はジリジリ暑く、それ以上に脳がオーバーヒート寸前だった。

しかし、俺には目標と、夢が見えて来ていた。小学校からの友人も同じ高校を目指すということで、
「高校に入ったら一緒にゲームを作ろう」と言ってくれた。

コンピュータなんて父が使っていたMacしか知らなかったし、ゲーム作りのノウハウなど毛ほどもなかったが、とにかく漠然とワクワクしていた。

「よっしゃ!やるぞ!!」

気合と共に放たれた言葉は蝉の鳴き声と共に真っ青な空に溶け込んだ。

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志望していた工業高校の一般入試の合格発表日。冬の寒い日。

息を呑んで見据えた受験番号一覧には、俺の受験番号があった。

嬉しかった。

良く聞く「すべり止め」とやらにさえ選ばれないような高校。
普通は歯牙にも掛けないような摩擦抵抗ゼロの高校。

それでも、生まれて初めて自分の努力が実ったと感じた瞬間。
俺は飛び跳ねて喜んでいた。

しかし、その時はまだ気づいていなかった。



親友の番号がそこに存在していなかったということに。


-高校1年生編-につづく

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